2015-08-06 名古屋『味仙』の激辛「台湾ラーメン」で夏バテをぶっとばせ!
名古屋は個性的な食べ物を生み出す天才が住まう都市。
食パンに小倉あんをのせるなんて考えられません。
しかし食べてみるとこれが「ウマい!イケるやんこれ!」なんです。
あんかけスパゲッティもイタリアンなのか中華なのかわからんけど、そんなカテゴリーなど関係ありません。
この意外性が名古屋の真骨頂なのかもしれません。
まさに「ザ・名古屋めし」です。
そんな名古屋めしの名物に「台湾ラーメン」があります。
台湾にあるラーメンなのかというとそうではないらしい。
名古屋完全オリジナルで名古屋発祥。
なのに「名古屋ラーメン」ではなく「台湾ラーメン」とはこれいかに。
その台湾ラーメンの発祥店が『味仙』です。
本店も行ったことがあるのですが、最近はもっぱら名駅店(名古屋駅店)です。
さっそくご紹介しましょう。
★★★
まだ17時半だというのに店内はけっこうな賑わいです。
観光客かおっさんの一人飲みが多いですね。
かく言うボクも一人飲みですが。
汁物は飲んだ後の〆で食べることが通常ですが、今日はのっけから「台湾ラーメン」です。
小ぶりなどんぶりで供されます。
麺の前にまずスープからと、ズズっと飲み込んだ瞬間、喉にパンチのきいた辛みがガツンときます。
「辛っら〜っ!これは全部食べれんぞ」と思うんです。
思うんですが、毎回不思議なことに気がついたら完食してます。
暴力的な激辛ラーメンがありますが、まったく違います。
コクと出汁の味がしっかりしています。
辛ウマいんです。
麺はストレートのたまご麺(だと思います)。
ヒーヒー言いながら「台湾ラーメン」を食べていると、ボクの前に座っていた相席の男子(ちょっと小太り若者)も「台湾ラーメン」を食べ始めました。
そのお兄さん、よほど辛いのか、麺をすする度に「ブォホォン!」と咳き込みます。
またすすると「ブォホォン!」
ときどき「ブォホォン!ブォホォン!」と二連発攻撃。
だんだんと笑いがおさえきれなくなってきて、方がクックと動いてしまいます。
すると今度は彼は汗をかきだしました。
次に汗が噴き出しはじめました。
ハンカチで汗を拭いますが、ぜんぜん追いつきません。
顎から汗がボタボタっと落ちます。
あんた風呂でも入ってきたんか、というほど全身が汗で濡れていました。
それでも「台湾ラーメン」をすすり続けるお兄さん。
それほど人を魅了する味です。
お兄さんはワイシャツを汗でビチョビチョにしてお店を出て行きました。
「台湾ラーメン」は600円です。
辛いのが苦手な方は辛みが少しのアメリカンもあります。
今日もおいしゅうございました。
★★★